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川や水の流れの撮影方法とテクニック集

清流の流れを見ていると、心も癒されます。そういう写真を見ているだけでも不思議とリラックスできるものですよね。

今回はそういった川であったり、水の流れを撮影する方法をご紹介してゆきたいと思います。

スローシャッターを使った表現方法

川だったり滝の写真でもそうですが、そういった写真の中に、水が糸状になっていたり、水が霧状になっている綺麗な写真があります。

あれはどうやって撮影しているかというと、スローシャッターを使って撮影されているんですね。

川や水の流れを撮影する時はシャッタースピードを遅くすることでそういった幻想的な写真が撮れるようになります。

やり方ですが、シャッタースピードを1秒近くまで遅く設定します。後はご自分の好みや感覚でシャッタースピードを変えたりしながら撮影してみるといいと思います。

下はシャッタースピードを1/10秒で撮影したもの。

下記は1/4秒で撮影したものです。シャッタースピードをさらに遅くすることで、水の流れがさらに糸のように滑らかになりました。

この位のシャッタースピードでもいいかも知れませんね。また、場面によってシャッタースピードは柔軟に変えてゆくといいと思います。

また、水を霧のように、これよりももっと幻想的に撮影することも実は可能です。

ただ、その場合は、減光(ND)フィルターというものが必要になってきます。これについては後程詳しくご紹介したいと思います。

スローシャッターでの露出オーバーについて

日中にスローシャッターを使って撮影した写真の中で失敗例をお見せします。下記の写真です。

この写真をご覧になっていただくとお分かりになると思いますが、白くなりすぎて何だかよくわからない写真になってしまいました。

これを露出オーバーとか、白とびなどと言います。

日中に写真を撮影していて、こんな失敗をされた方もいらっしゃるかも知れません。こうなってしまった原因は光がレンズに入り過ぎてしまったことにあります。

この露出オーバーや白とび対策としては下記のような方法が挙げられます。

1.シャッタースピードを上げる
2.露出補正をマイナスにする
3.減光(ND)フィルターを使う

これについてもう少し詳しくご紹介します。

1.シャッタースピードを上げる

日中では光が多くレンズに入ってきますので、スローシャッターにする場合は、1秒未満にするとよいかも知れません。

ちなみに上記の写真はシャッタースピードを1秒に設定して撮影したものです。

まずは1/3秒で試してみて、それでも白とびするようなら、シャッタースピードを少しづつ速くしてゆけばいいと思います。

2.露出補正をマイナスに

これはスローシャッター以外でもそうですが、露出オーバーだなと思ったら、露出補正をマイナスにしてあげるといいと思います。

3.減光(ND)フィルターを使う


     ↑減光(ND)フィルター

減光(ND)フィルターとは、簡単に言うとサングラスのようなものです。

レンズに入ってくる光を制限してくれますから、日中にスローシャッターで撮影するような時も遠慮なく、シャッタースピードを落とすことが可能になります。

今回はNDフィルターは使わずに撮影できる方法をご紹介しましたが、滝や川の流れの撮影をする場合は1枚持っていてもいいかも知れません。

絞りについて

さて、こういった水の流れを表現する際には絞りを開けるよりは(F値を小さくするよりは)、絞って(F値を大きくして)撮影すると良いと思います。

目安としては、F値を8から16程度。あまり絞りすぎてしまうと(F値を大きくし過ぎてしまうと)小絞りボケといって、画質が低下することがありますので注意が必要です。

三脚は必須アイテム

スローシャッターで川の流れを撮影する際の必須アイテムといえば、三脚です。三脚については三脚の選び方で詳しくご紹介していますので、そちらも参照していただければ幸いです。

スローシャッターで撮影する場合、とても手持ちでは撮影できません。そこで三脚を使うことになります。

三脚はつい目の高さに設定してしまいがちですが、思い切り低くしたり、高くするとまた違った写真が撮れます。

色々な方向から構図なども考えて撮影してみると楽しいと思います。

また、もう1点三脚を使う際のポイントがあります。シャッターを手で押した際にブレてしまうことを防ぐためにはレリーズケーブルが便利です。

要するにリモコンですね。リモコンはあると何かと便利です。

レリーズケーブルがない場合は、カメラのセルフタイマーモードを使うといいと思います。

セルフタイマーモードにも10秒や2秒などがあるモデルもありますので、その場合は2秒のセルフタイマーで撮影するといいと思います。