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スポーツ写真に適したレンズの選び方

スポーツ写真を撮るのに一眼レフを使いたい・・・という方もいらっしゃると思います。

コンデジでは味わえない、まるでプロが撮ったような迫力のあるスポーツ写真、一度は撮ってみたいと思う方も沢山いらっしゃると思います。

そんな迫力のある写真、ダイナミックな写真、躍動感のある写真を撮るために適したレンズは何か?ということについて今回は考えてみたいと思います。

1.望遠レンズの焦点距離

スポーツ写真といえば、やはり望遠レンズ・・・が思い浮かびます。

そして、次に焦点距離はどの位のものがいいか・・・ということになると思うのですが、それぞれスポーツ別に考えてみたいと思います。

サッカーや陸上のようにグラウンドで行われるスポーツの場合

こういったスポーツの場合は、被写体からはかなり離れることも想定して、300mm以上の望遠レンズが欲しいところです。

さらに遠くの被写体の場合は、それ以上のレンズを用意するか、テレコンバーターといって焦点距離を長くしてくれるアイテムを利用する方法もあります。

1.4倍のテレコンバーターだと焦点距離100mmのレンズが140mm相当で使用できるようになります。2倍なら、100mmが200mm相当になります。

バスケットボールやバレーボールなど屋内スポーツ

バスケットボールやバレーボールなどの屋内スポーツでは200mm程度までズームがきく望遠レンズがよいかも知れません。

もっと迫力ある写真が撮りたい場合は300mmクラスだといいかも知れません。

もっとも、望遠レンズを何本も揃えるとなるとお金もそれなりにかかってしまうので・・・最初は先ほどのようにテレコンバーターなどを利用して様子を見るのも1つの方法だと思います。

被写体からの距離が比較的近いスポーツ

バレーボールなどでもコートサイド席から近くの被写体を撮影する場合だったり、どんなスポーツでもいいのですが、プレーヤーの近くで見れるような場合は100mm前後のズームレンズでも良いかも知れません。

2.明るいレンズ

スポーツ写真では被写体の動きが速いですから、シャッタースピードを上げて撮影する機会が多いかと思います。

そういう時に有利になりのが、やはり大口径明るいレンズです。

勿論、大口径になると重くなったり、大きくなったり、価格が上がってしまったり・・・というデメリットもありますので、必要に応じて・・・ということになると思いますが、本格的に撮影するような場合はやはり、大口径の明るいレンズはおすすめかと思います。

3.手軽に撮影したいのなら・・・

そこまで本格的じゃなくても、そこそこの写真が撮りたいという場合は高倍率のズームレンズもおすすめです。

何と言っても軽いし、小さいのが利点です。しかも、18-270mmという風にかなり広い範囲をカバーしてくれますから、殆どの写真は撮れると思います。

ただし、高倍率レンズの場合はどうしても、そこまで明るいレンズではありませんので望遠側で撮影する場合は手ぶれも注意し、場合によってはISO感度を上げて撮影するといいと思います。

まとめると・・・

まず被写体からの距離を考えてレンズを用意する・・・ということがポイントかも知れません。

屋内なら200mmから300mmまでの望遠レンズ。屋外の競技であれば、300mm以上あるといいと思います。

また、テレコンバーターも1つ用意しておくと便利だと思います。

スポーツによってはどの程度被写体に近づけるがあらかじめ分からない場合もあると思いますので、そんな時は100mm前後のレンズも1本用意しておくといいのかなと思います。

そして、本格的に撮影するなら、大口径のレンズ、手軽に撮りたいなら高倍率ズームレンズがおすすめだと思います。